HOME > ニュースページ > 医療・健康 > 詳細

B型肝炎患者1千万 治療受けられず

2011年10月18日
 
【新唐人日本2011年10月18日付ニュース】中国には2000万人のB型肝炎患者がいるといわれ、うち、農村人口が約1千万人を占めます。しかし、ほとんどの人は治療すら受けられません。感染ルートがエイズに似ていることから、社会のモラルを高めないと感染者は増える一方だとの指摘もあります。
 
中国には9300万人のB型肝炎ウィルス保有者がいるとされ、患者は2000万人以上に上ります。うち、農村部の患者が1100万人。そのほとんどが治療すら受けられません。医療関係者は、B型肝炎の感染経路はエイズに良く似ており、社会の風紀が変わらない限り感染者は減らないと指摘します。
 
河北省 王医師:「中国大陸には貧しい人が多く、社会風紀の堕落と経済的原因などから、売血や売春 不安全な性行為を通じB型肝炎に感染します。ほかに問題ワクチンによる感染もあります。中国農村の医者はワクチン注射の時操作規定を違反したり、手術と検査の時消毒を徹底していないのです」
 
統計によると、都市部で治療を受けている人は約6割。農村部では15%だそうです。福建医科大学付属伝染病院の陳主任によると、農村部には医者がすくなすぎる上、B型肝炎治療法にも詳しくないそうです。
 
福建医科大学付属伝染病院 陳麗芳主任医師:「B型肝炎の完治は無理です。しかも多くが医療保険範囲外で宣伝不足のほかに、でたらめな広告が多すぎて患者を間違った方向へ誘導しています。医療保険の補償強化が必要です。多くの農村の医療保険がこちらに来ても10~20%の補償しかできません。少なくとも40~50%は必要です」
 
B型肝炎の主な症状は、全身倦怠感、食欲減退、吐き気や嘔吐など。末期には肝硬変や肝臓がんになり、死亡に至る可能性があります。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
 

 

トップページへ